墨田区、錦糸町の歯医者小倉歯科のHPです。顎関節治療の案内。治療費、料金等ご相談受付中。

顎関節治療

目次

顎関節症への対応の仕方は歯科医師によってかなり違いがあります。「かみ合わせに異常があると、今現在は症状が全くなくとも将来顎関節に障害がでるので積極的にかみ合わせの治療をおこなうべきだ」と主張する開業医の先生もいれば、「顎関節に異常がある場合でもかみ合わせを変えるべきではない」と言われる先生もいらっしゃいます。以前は顎関節を外科的に処置したり、積極的に噛み合わせをかえることを推奨してきた時期もありますが、今は全世界的な傾向として外科的な処置や噛み合わせを治すことはしなくなりました。

今回 顎関節症を専門としていない一般開業医(小倉歯科)の対応をまとめてみました。

1.顎関節の構造

2.患者さまへの対応

3.鑑別診断の手順

4.治療法



1.顎関節の構造

耳の穴の1cmほど前にある、口をあけると動く場所が顎関節です。

顎関節は下顎窩(平らな部分)を下顎頭(握りこぶしのような部分)が口の開け閉めのときに前後に動きます。その間に関節円板(ざぶとんのようなクッション)があります。
この3つをあわせて顎関節といいます。

2.患者さまへの対応

顎関節症は自然治癒率が高い病気で70%はなにもしなくても自然に治ってしまいます。治癒が治療の結果なのかどうかはっきりわからないことも顎関節治療を難しくしています。

一般開業医で扱えるのは、筋肉痛、関節炎、関節円板の転移(クッションが前後左右に外れてしまうこと)の3つのみです。一般開業医に大事なのは、顎関節の異常がこの3つにあてはまるかどうか鑑別することです。顎関節障害には腫瘍や全身疾患によるものもあります。3つにあてはまるかを短期に診断して、原因がわからない場合は「他の疾患の可能性があり一般診療所では診断できない疾患」として 歯科がある大病院(小倉歯科では墨東病院)か顎関節外来のある大学(小倉歯科では国立東京医科歯科大学顎関節治療部)にまわすべきと思います。

3.鑑別診断の手順

1. 問診 視診

①現在の症状と経過
どこが、どうしたのか? 痛みがあるか?
いつから どういう経過でそうなったか?

②顎関節症に関連する全身疾患の有無を聞きます
リウマチや痛風がありますが顎関節のみにでるのはきわめて稀です

「他の疾患の可能性があり一般診療所では診断できない疾患」
放線菌症  血友病 乾癬性顎関節炎 

見た目で腫れていれば、腫瘍また細菌感染を疑います。Pericoなどの歯周炎がある場合は投薬して様子を見るのも良いと思います


2. パノラマ写真

閉口障害のときの 筋突起過形成症 茎状突起過長症 があります
パノラマでは 顎骨全体 特に顎関節周囲の透過像また不透過像をチェックします
疑わしい場合は「他の疾患の可能性があり一般診療所では診断できない疾患」となります
関節頭の変形をみることはありますが、腫瘍等で2次的にできたものでなく疾患が関節頭にとどまるものは治療の方針はかわりありません


3. 触診

① 口の開け閉めに働く筋肉(咬筋 側頭筋 胸鎖乳突筋 顎二腹筋)を2kgの圧で各筋を触診します

触診できない開閉口筋もあるわけで「他の疾患の可能性があり一般診療所では診断できない疾患」となります





咬筋は頬骨弓下方で耳の穴から10mmほど手前をまず押します、その後 頬骨下部から顎角部にかけて押します。


側頭筋も前部後部と満遍なく押します。


胸鎖乳突筋は乳様突起から鎖骨上部までつかむようにして触診します

顎二腹筋は走行にそって押します

筋肉に痛みやこわばりがあったときは、筋肉の凝りと考えます


② 顎関節の触診
顎関節を外側から押さえて 口を開閉して痛みがあるか調べます
耳の穴に小指を入れて開閉してもらい痛みがあるか調べます

痛みがあれば関節炎を疑います


4. 関節円板の転移音

開閉口時に音がする(クリック音)
クリック音がしてしばらくして口が開かなくなった

口を開閉するとそれにつれて下顎頭と関節円板は前に移動します。関節円板が下顎頭からはずれてしまうとカコカコ音がするようになります。痛みを伴う場合もあります

その状態が長く続くと関節円板が変形して関節頭が前に移動できなくなります(クローズドロック)
この場合 口が開かなくなる前に必ず カコカコ音がする時期があります

4.治療法

① 筋肉痛・顎関節の炎症を疑う場合

顎関節部位・筋肉の安静と投薬です
例えばキャッチボールをし過ぎたり、肩に長時間無理な力を加えていると、筋肉や肩の間接が痛みます。顎関節も同様でこれは投薬して安静にしていると治ってしまいます。
以下のことを1週間きちんと守ってもらいます。ほとんどのケース1週間後には改善されています。 あまり改善されていないようでしたら、後1週間様子をみます。2週間たっても改善されなければ 「他の疾患の可能性があり一般診療所では診断できない疾患」として 大学病院等に紹介します。投薬と安静はあくまで診断のために行います。

1) 投薬
FENAZOX=アンフェナクナトリウム水和物(1日200mg1日4回 朝昼晩寝る前50mg 7日分)
顎関節症に保険の適用があるのはこれのみです。NSAIDsなので胃薬と一緒にだすのも良いでしょう
カロナール=アセトアミノフェン(1日4000mg 朝昼晩寝る前1000mg 7日分)
胃腸障害がほとんど出ない痛み止めです 

2) 顎関節 筋肉に負担をかけない
うつ伏せで寝ない 頬杖をつかない 悪習慣を止める
バイオリン、笛など顎関節に力が加わる趣味の中止

硬いものを噛まない
くいしばり(TCH)をしない

② 関節円板の転移を疑う場合

関節円板が転移すると、顎があきにくくなったりカコカコなったりします。以前は噛み合わせを変えて積極的に治すべきとされていましたが、今は全世界的な傾向として噛み合わせを治すことはしません。日本の大学の顎関節専門外来でも同様です。咬合治療や外科的な手術があまりうまくいかなかったためと推測しています
東京都学校歯科医会が出している 学校での健診方法にも、関節円板の転移からくる関節音や軽度の開口障害は専門医に紹介せず、経過観察としています。
小倉歯科では関節円板の転移を疑う場合でも少しでも他の疾病が疑われるときには確定診断のため墨東病院か国立東京医科歯科大学に行ってもらいます

口が開かなくなったとき(クローズドロック)は開口訓練を行います

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